体臭を解決する最後の方法、塩？

海だけじゃもったいない。塩分浴で体臭カット！



紫外線や外気から身体を守ってくれている皮膚。バリア機能だけでなく呼吸器官としての働きもあります。さらには、老廃物を排出する機能さえ持っています。

仮に全身の皮膚を長時間塞いでしまうとどうなるでしょうか？
皮膚が呼吸できなくなってしまって、その人は死んでしまいます。

かつて、舞台やテレビ番組などで「金粉ショー」なるものが行われてました。身体中隙間なくびっしりと金の粉を塗って登場するヤツです。金色の裸体はエロチックですが、毛穴が塞がれるため命がけのショーなんです。そのため、危険にならないように、時間の制限を設けているそうですね。

皮膚の表面の毛穴や汗腺を防ぐことは、便秘にも似てますね。老廃物が排出できないどころか、皮膚呼吸も体温調整もできないという点では、便秘以上に危険な状態です。


汗腺に脂が詰まると老廃物が排出できなくなることは分かりました。でもこれにはちゃんとした解決法が存在します。それは「塩分を含んだお湯に浸かる」ことです。そうすることで、老廃物や体内の毒素が、外とへと排出されるんです。

体内の水分が身体の外へ流れ出すのは、浸透圧を利用しているからです。どうやら、塩のお湯に浸かることは、皮膚に対して強力な浸透圧を起すようなのです。その力で詰まった毒素や老廃物が一緒に吐き出される。そういう仕組みです。

塩の効果は、食品の保存や殺菌で知られてます。
塩のお湯につかることで、皮膚の雑菌を落とし、腐敗を防ぐ働きも期待できます。



戦後、日本人の食生活は急激に欧米化してます。脂肪とタンパク質の摂取が増えましたが、それは老廃物を多く生み出してしまう原因ともなりました。それは皮膚からの脂肪の排出を増やします。汚れと一緒になって汗腺や毛穴が詰まり、それが酸化することで、戦中までには有り得なかった体臭が発生してしいるのです。

その詰まった脂を、溶かして洗い流してくれる効果を持つのが「塩」ということです。


体臭を取る製品というと、石鹸やアルコール類ですね。
このブログでも登場する、柿渋や銀イオンなどの体臭石鹸で身体を洗ったり、アルコールの染みこんだ除臭ペーパーで身体の臭いをふき取ったります。しかし、石鹸（洗剤も）や、アルコールを利用すると、必要以上に皮膚表面の脂を洗い流してしまいがち。かえって体臭とひどくする原因ともなり得ます。


しかし塩であれば、皮脂を根こそぎ取り去るほどの効果はありません。
雑菌をざっと無くす程度でなので、皮膚への負担も少ないです。

酸化してこびり付いた脂や汚れを落としてやれば、老廃物や毒素が体の中から出やすくなります。そればかりか、元々備わっている「皮膚を保護する天然のうるおい物質」を引き出すきっかけにもなります。皮膚を綺麗にしておけば、体全体の新陳代謝が促進されることにも繋がります。

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