おいしい体臭対策 ココア

■　いまの季節だからできる！　おいしく体臭を消す飲み物


汗ばむ季節になると、「カラダのニオイ」は気になるもの。だからといって、夏だけが体臭の専売特許ではありません。きっちりと、秋も冬も、体臭は年中無休。臭い人は、いつだって臭いものなんです。

そんな、身体の内側から出る臭いは清潔にするだけではケアしきれないもの。
実は、それを解決できるかもしれない体臭ケア飲み物があります。それが「ココア」です

「　ココア？　あの？　」

そう思うのは当然ですね。

医療現場でも注目しているというのですから、飲んでみる価値はありそうです。
では、どうして、ココアが良いのでしょう。

その理由を調べましたので、お話します。


・・・その前に。
「腸内環境」と「体臭」の関係について、さらりと振り返ておきます。


腸内で食べたものが分解される際、「悪玉菌」と呼ばれるグループは、アンモニア等のニオイ成分を発生させます。「大腸菌」や「ウェルシュ菌』」などですね。腸内環境が悪くなって悪玉菌が元気な環境では、ニオイ成分が多く発生してしまいます。

この状態では、ウンの排出がスムーズでないので、腸に溜まったニオイ成分が、体内に取り込まれてしまうのです。取り込まれたニオイはやがて、汗や呼気から排出される。これも体臭の原因のひとつと言われてます。

体臭が臭いことは、問題ですが、それは腸内環境が悪くなっている証拠ともいえます。環境を改善していかないと、ニオイだけでは済まなくなるかもしれません。そこで、ココアの出番です。


■　ココアで体臭ケアできる理由とは

１　腸内環境を改善

腸内の排出を活発するなら、繊維質が欠かせません。とくに不溶性食物繊維は、腸内で水分を含んで数十倍に膨らみ、腸壁を刺激してぜん動運動を促してくれます。ココアには、「不溶性食物繊維」の『リグニン』が含まれています。埼玉医科大学の研究によれば、ココアを飲むことで、腸内環境を改善しお通じをスムーズにする効果があるとのこと。

病気で入院する患者の身体は、抗生物質などの影響で腸内環境が悪化している場合がよくあります。慢性の下痢や便秘に悩まされる方が多いので、そうした患者に飲んでもらってるわけです。


２　悪臭をキャッチ！

食物繊維にはもう一つの働きがあります。「キレート作用」と言って、老廃物や毒素を吸着するものです。リグニンも食物繊維なので、このキレート作用があります。腸内で発生したニオイ成分をキレートするのです。つまり「リグニン」は、ニオイ成分をキャッチしつつ、スムーズな排出をも促してくれる。ダブルの効果で体臭の元をやっつけてくれるということです。


３　解毒力をＵＰ!?

腸から再度吸収されたニオイ成分は、“腸肝循環”というサイクルにのって肝臓に戻ってきます。肝臓の中でニオイ成分が解毒されれば、ニオイは無臭化。体臭の原因とはなりません。どうやら「リグニン」には、ニオイ成分を無臭化する機能を高める効果があるという意見もあります。たとえ、ニオイ成分が体内に取り込まれたとしても、体臭の元を断ってくれるかもしれない可能性が高いのです。


さて。
不確定要素もありますが、ココアが腸内でニオイを退治してくれるのは、間違いなさそうです。普通に飲んでも美味しいのですが、ココアと仲良くなれば、もっと美味しく飲めそうです。


■　ココアの選び方。効果的に飲んでおきたい！

ココアとは、カカオマスから一定の割合のココアバターを分離した固形分のこと。その粉末ココアパウダーも、あるいは、ココアパウダーを溶かした飲料も「ココア」と言ってます。このページ言ってるココアとは「飲み物」としてのココアです。

市販されているココアには、色々な種類があります。その中には「ココア飲料」と分類されているものもあります。これ、どう違うのでしょうか。

ココアの含有量が高いほどリグニンが多く含まれています。ココア飲料ではなく、『ピュアココア（純ココア）』と書かれたものを選びましょう。ただし、余計なモノが入ってないので甘みもありません。甘味が欲しいなら、砂糖ではなく。オリゴ糖を使いましょう。腸内美化の効果が高まります。


「リグニン」だけでなく「カカオポリフェノール」も豊富に含まれています。コーヒー党の人尾、1日に1杯くらいはココアを飲んでみませんか？

タグ：ココア 体臭 ニオイ