隔離 体臭かインフルエンザか

■　隔離　体臭かインフルエンザか


部屋についた臭いについては、そこに居住する本人よりも、家族や他人が敏感です。

妻がインフルになりました。
感染されてはたまらない、と思って、スタミナの強化のため、ニンニクたっぷりのラーメンを昼食に食べました。

帰った家で待っていたのは、娘による隔離政策。
インフルの妻ではなく、ニンニク臭漂う私のほうを、空いた部屋に押し込めてきます。

「　体臭とは、インフルより嫌われる…………　」

その部屋は普段、誰も使っていないため、ニオイの無い部屋でした。ところがその夜、たったの一晩、寝ただけで、部屋にはニンニク集が充満したらしい。元凶である私は、気になりませんが、娘の顰蹙はそーとーなもの。

ま、いろいろと、改めて、身をもって知った体験でした。



さて。

一日であっても、ニオイが染み付くのは早いようです。
長年住んで、衣類や食べかすが散乱した部屋には、さらにむごいニオイが染み付いてます。

とはいえ。

独身時代を振り返るまでもなく、部屋の掃除はめんどくさいもの。

「どうせ自分の部屋だから」なんて言い訳は通用しません。いつなんどき、誰ががやってくるかわかりませんし、振り返ってみれば、やはりキレイな部屋をキープしておいたほうが、鍵や財布といった、無造作にその辺に置いた探し物も楽です。

ちなみに、とあるアンケート調査によれば、女性たちは思った以上に男性の部屋のキレイさにシビアなようです。妻や娘の行動を知ってる自分は、よくわかってますが、女性のうち、じつに７割が「部屋がキレイな男は“仕事ができそう”」と思っているようです。ニオイに関しても清潔を保ってくれそうだと考えてます。


ここで、言いたいのは。
キレイにするのはもちろんですが、部屋に呼べる女性がいる（もしくは呼べそうな人がある）のなら、一歩進めて、アピールポイントを作っておいたほうがよいのでは？　ということです。

女性を部屋に招待した際、キレイに掃除がされていることはかなり大事なポイントです。
たとえば――　ロボット掃除機が置いてあれば？

「オレ、掃除に気を使ってるんだぜ」

けっこうな、アピールにもなるのは間違いない


　　　　　　　　　　かもしれません。


■　独身の女性会社員へのアンケート「男の部屋について」結果まとめ

　女子の目線（複数回答）

・部屋が汚い男は？

「不まじめそう・いい加減そう」（74％）
「仕事ができなさそう」（40％）
「信頼できない」（34％）
「オシャレじゃない」（30％）

　実際はどうあれ、女性にそう思われたてしまうのはツラいし、挽回は大変そうです。


・部屋が汚い男性はどれくらいイケてないと思う？

「服がいつもシワくちゃ」（60％）
「体臭がくさい」（55％）
「髪がボサボサ」（41％）
「ひと晩お風呂に入っていない」（37％）
「よく鼻毛が出ている」（31％）

　当人は、ニオイに気を使っており、毎朝シャワーを浴びてから出社していたとしても、部屋が汚ければその努力もムダになります。いったん女性がもったマイナスイメージは、かんたんに覆りません。


・部屋がキレイな男性にはどんなイメージを持つか？

「しっかり仕事ができそう」（71％）
「誠実そう」（52％）
「信頼できそう」（42％）
「オシャレに気を使っていそう」（39％）

　まぁ、部屋のきれいな悪いヤツもいるし、二股三股をかけるようなヤツは、女性に対しては嫌われない対策を心がけているもの（個人的主観！）です。でも、部屋をキレイにしているだけで、こんなにもいいイメージが演出できるのなら、悪いことではありません。


じゃ、掃除でもはじめますか…………そう心に決めたとしても、実際はそう簡単に重い腰が上がるものではありません。いちいち重い掃除機を出すのも手間だし、そもそも掃除機をかける時間もないし。長年に悪習慣も、ブレーキをかけてきます。

だから便利なのは、ロボット掃除機ということに落ち着きます。
なにせ、自分がいないときに、勝手にキレイにしくれますから。
ルンバとか、いいですよね？


ここが大きなポイントですが、自分もそうですが、男はメカ好きです。某農業マンガのキャラも言ってます。「メカが絡むと男は理性がふっとぶ」と。メカを導入すると、それを大切にメンテして、可愛がる習性が男にはあるのです。

しかも、自分でかける掃除とちがって、ロボット掃除機は、行動に制限があります。家具の下は掃除しませんし、大きな障害物は避けて動きます。もちろん、ゴミを拾ってはくれません。事前に、ある程度片付けておかないと、ロボットは使い物にならないのです。

以上の２点からいえることは、ロボット掃除機を使う男は、部屋の掃除にマメになる――……可能性がすこぶる高い――――という考察です。


　ロボット掃除機を買うと、部屋がきれいになる。
　部屋がきれいになれば、部屋臭も消える。
　部屋臭も消えれば、体臭も薄くなっていく。

いかがでしょうか、この３段論法は？

汗が臭うとき、臭いのは汗じゃない

ほとんどの人は、身体からでる臭いの原因は汗だと思っています。
かいてる汗そのものが臭いから、自分が臭いというわけです。

食べた物や汗腺によっては、汗そのものが臭いこともあります。
「汗腺」については、また、そのうちお話しますが、まずは、一般的なニオイの原因について書きたいと思います。


体臭の原因は、汗よりも雑菌です。

たしかに汗をかいたままにしておくと、嫌な臭いがしてきます。
でもそれは汗自体の臭いではありません。

汗の成分の99％は水分。ご存知とおり、H2Oである水は、無職無臭です。汗も、サラっとしていてほとんど臭いはありません。

ではそこから臭いがくるかというと、汗と皮脂などが混ざったモノを、皮膚の雑菌や垢などが反応して通常の汗クササになるのです。

臭う汗になるまでには、１時間くらいのタイムラグがあります。雑菌のエサになるものを取り除く。つまり、かいた汗をすぐに拭き取れば、ニオイを発生させさせないことができるわけです。ただ実際、身体のすべての汗をいつもすべてふき取るのは難しい。雑菌のエサが増え、雑菌も増えて、体臭がひどくなっていくのです。

暑い日などに、じわじわかいた汗が、お昼ごろになって、ニオイを増していくのはこうした理由によるものです。


さて、こういう風に、よくあるニオイの元は雑菌なんですが、雑菌意外による体臭の原因もあります。

それはまた、次回に。

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