甘いニオイの原因

■　甘いニオイの原因


このブログでは、身体から発する嫌なニオイをテーマにして、お送りしています。どんな人でも、オリジナルの体臭を持っています。それは必ずしも「困ったニオイ」とは限りません。中には素敵なニオイもあるわけですが、そうした話題は、ネタが直ぐに尽きてしまいます。

そういうことから・・・次のように定義して、お話しているしだいです。


　体臭　＝　嫌われるニオイ


「クサイ」と感じる臭いは、口臭や腋臭、汗臭いなどに代表されてます。キツ～イ体臭を放っている人であっても、自分のニオイには鈍感です。他人のニオイには不快感を感じても、自身の体のニオイには気が付かないようです。

そんな体臭の中には、「甘い匂い」もあります。

アンモニアの体臭と比べると、なんとも有難いニオイですが、実はこれ、危険なニオイの可能性があります。甘い体臭は病気のサインかもしれないので、注意する必要があります。


・糖尿病

甘い体臭の病気として考えられる「糖尿病」。糖尿病を患らった人からは、だいたい甘い匂いがするものです。どうして、糖尿病患者は甘い体臭がするのでしょうか。ちょっと複雑なので、噛み砕いて説明します。

健康な人の身体では、インスリンという物質が作られます。糖尿病になると、インスリンうまく作られなくなってしまいます。インスリンは、糖分をエネルギーに転換する働きをもつ物質です。そのインスリンがうまく生産できなくなると、糖分をエネルギーに変えることができなくなります。

インスリンが不足がちになると、脂肪酸代わりに働いてくれます。人間の体は、巧くできていますね。しかしここの問題があります。脂肪酸が糖をエネルギーに変えてくれるのは良いですが、その転換過程で、「甘い匂い」を放ちます。そういうことから、糖尿病患者は、甘い体臭がするようになるのです。

健康体であれば、甘い体臭することは滅多にありません。たとえば、チョコレートを山ほど食べたところで、甘いニオイはしないのです（口から、漂う可能性はあります）。自分の体から甘い匂いがするのならば、インスリンが正常な働きがしていないのかもしてません。糖尿病を疑ってみる必要があります。


・ガン

「癌」にかかった人には、独特な体臭があると言われています。体内に癌細胞が存在すると、癌細胞独特の匂いを発散するのです。甘いニオイとはいい切れません。末期になると、かなりキツイニオイを放つからです。

「ガンの匂いをいち早く察知しすれば、早期発見に繋がるのはなかろうか？」　そう考えた人がいたみたいで、医用犬の育成を始めとする研究が進んでいます。


ガンや糖尿病だけでなく、病気にかかると体臭が変わるといわれます。年齢に無関係で、加齢臭のようなニオイが出ることもあります。体臭は体からの臭いですが、ときには信号を出してることがあるのです。体臭が変化したり臭いがきついと感じたのなら、それは病気のサインかもしれません。

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