オナラのニオイと乳酸菌

くさい体臭は、その人の体調や生活によって、違いがあるものです。

よく指摘されるのは、ワキガや足ですが、頭の天辺が臭う人もいれば、耐えられないほど息が臭い人もいます。一般に「体臭」とは言ってますが、頭からつま先までの全てが臭う人は、そういないでしょう。

胃腸が悪い場合や、便秘がちの人の悩みは、オナラですね。

ぷーっと出るのは仕方のないことです。せめて、音を立てないよう、適度に放出してください。

あまりに我慢しすぎると、体内に吸収されて、肌から臭うことになります。

音は隠すことができますが、臭いを隠すことは不可能。

とくに、１対１の状況では、相手が直ぐに特定されます。

オナラには。においのするものと、臭いものとがあります。

さらに、臭いオナラの仲にも、レベルが存在します。

　・カンタンに空気に拡散してしまう薄いニオイ

　・いわゆる普通のオナラのニオイ

　・夕べ食べた焼肉やニンニクのニオイ

　・同じ場所からずっと動かない「空気のウンチ」

一番最後のは「便臭」と言い直すことが出来るかもしれません。

腸内に生ずるガスの出所は、「炭酸飲料」「口から飲み込んだ空気」「食物の分解ガス」の３つです。

炭酸好きの人ならば、炭酸飲料を減らすだけでも、オナラを減らすことができます。

■　なぜ臭い？　オナラのナゾ

どこかのページで書いたかもしれませんが、ここで、オナラが臭くなるのかを説明します

オナラに含まれるガスの発生には、３つパターンがあります。

１　あまり臭くない　炭水化物系

　炭水化物（芋や豆）が腸内の細菌により分解された場合は、二酸化炭素やメタンなどのガスが発生します。これらは、それほど臭くありません。

２　臭い　タンパク質系

　肉や卵などのタンパク質が細菌で分解された場合は、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミン等のガスが発生します。これらは全てが「強烈なニオイ成分」。かなり臭いオナラが発生します。

３　汗臭　脂肪系

　脂肪が分解された場合は、揮発性の脂肪酸になります。これは、肌から出る汗のニオイと似ています。臭いことは臭いのですが、たいしたことはありません。

こうしたことからわかるとおり、臭いオナラになるのは、「タンパク質」が腸内で分解されたときです。肉を食べたときに、オナラが臭くなるには理由があったのですね。

ところで、分解してくれる細菌には、役目があります。

炭水化物を分解するのは、主に、ビフィズス菌等の善玉菌ですが、タンパク質や脂肪はを分解するのは、主にウエルシュ菌等の悪玉菌。つまり、肉や脂肪を食べるほどに、「悪玉菌」が増えて、ニオイもどんどん臭くなるという悪循環に陥るわけです。

逆に考えれば、オナラは、腸内の健康状態を反映していることになります。

正しい食生活は、健全なオナラを生むとも言えます。

では、良いオナラを出すにはどうしたらいいでしょうか？

　　　↓　答えです　↓

「悪玉菌を減少させ、善玉菌を増やす」

食生活を変えるのはもちろんですが、同時に、善玉菌を積極的に摂取することも大事です。善玉菌といえば「乳酸菌」。手っ取り早いのはビフィズス菌や乳酸菌入りのヨーグルト。これを十分に食べることで、腸内環境の改善につながります。

乳酸菌は、胃の酸で殺されやすいので、腸まで届くものを食べてください。「乳酸菌サプリ」もいいですね。コンビニなどでは細菌ではカプセルに閉じ込めたドリンクヨーグルトもあります。

 

楽しく食べたいなら、こういうヨーグルトもあります

 

【フジッコ】カスピ海ヨーグルト

 

 

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