男の「二大臭い」.とは

■　オレだけが、知らなかった男の「二大臭い」.　


涼しい季節に、鳴りを潜めている体臭。
暖かくなるにつれて、その強烈なにおいが牙を剥きます。

他人が臭いのなら、文句の一つも出るのですが、困ったことに元凶は自分の体。


同僚、仕事相手、街を行く人々。ひょっとしたら、家族までもが自分の臭いに迷惑しているかもしれない・・・こんな気持ちを抱えていては、仕事もプライベートもうまくいくはずありません。

今回は、男の大敵である「体臭・頭皮の臭い」と「口の臭い」ケアを徹底的に調べました。バラバラに説明されていた男のニオイについて、まとめたのです。

例によって、数回にワケでお話していきます。

嫌われる（と思われる）自分の体臭をキレイサッパリ消してしまおうじゃありませんか。




■　男の二大臭い 体臭編１


「体臭！」と一言でいいますが、これ、本当はさまざまな臭いが集まった複合体です。

30代以上の男性の場合であれば、主に、加齢臭とメタボ臭と疲労臭。この三つで構成されているんです。では、この３つを分解してみましょう。


１つ目は加齢臭。
脂肪酸の一つ「パルミトオレイン酸」と、中性脂肪やコレステロールが酸化されてできた過酸化脂質が皮脂腺の中で結びついて、「ノネナール」という臭い物質がにおいが元。ロウソク臭いという表現で言われますが、古い油のような臭いがします。

加齢とともに過酸化脂質が増えるていくので、歳を重ねるほどに、臭いがきつくなる特徴があります。

この臭いを抑えるには食生活を見直すこと。肉類はパルミトオレイン酸を増やすので、なるべく避けること。抗酸化成分を多く含む梅干しや海藻類を多く食べることです。便通を良くする食物繊維や、腸内環境を整え毒素の生成を防ぐ働きをもつ乳酸菌やオリゴ糖も摂取すれば、なお良いです。


２つめのメタボ臭は、「エクリン腺」から出る汗の臭いが原因となります。
「汗かきで太った人の臭い」といえばイメージできるでしょうか。知っての通り、かき立ての汗は無臭です。でも、汗が皮膚から排出される前に雑菌が繁殖していると、干物のような生臭いにおいに変化してしまいます。待ち構えていた雑菌が、汗と皮脂をエサにして、さらに増え、においを噴出してしまうのからです。

この臭いに対しては、汗腺の機能を高めることです。適度な運動や入浴、マッサージなどが効果的です。また、ストレスを減らすために、睡眠を十分にとることも大切です。


３つめの疲労臭は、鼻をつく「アンモニア」の臭いです。アンモニアはすべての人の体内で発生するのですが、健康体であればたいした臭いにはなりません。肝臓のオルニチン回路によって、尿素に分解され体外に排出されるからです。でも疲労がたまると、オルニチン回路の機能が低下して、皮膚から出るアンモニアの量が増加してしまいます。

改善法は、体の疲れを取って、肝機能の働きを強めること。体内の「オルニチン」を増やすために、オルニチンの豊富なシジミなどを食べるので効果的です。


・・・次回は、こうした体臭の消去法です

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