体臭って、漢方で消せるのか？

■　体臭って、漢方で消せるのか？

今は真冬なので、体臭に困っている人も、一息ついている時期でしょう。
全くの無臭とはいかなくても、汗の季節に比べれれば１００倍マシです。


制汗剤とか食事の改善、それに柿渋石鹸。制汗剤を変えたり、食事を変えてたり、複数の対策を試してみても、理想的な改善には遠いことがもあります。臭いのきつささは「体質」ということもあるでしょうが、試せるものはチャレンジしてみたいはず。

体臭を抑える方法はいくつかありますが、見逃されている方法に「漢方があります。体臭対策に「漢方」を採用することは可能なのでしょうか。


■　臭いの原因は○○にあり

漢方医学的観点では、「内蔵が悪いので口臭や体臭がある。その悪い部分を治療するための漢方を服用する」という考えになっているようです。

　汗を抑えるもの
　口臭を予防するもの
　体調を整えるもの

そうしたことから、体臭を予防する漢方というのは、症状に合わせて様々な種類があります。値段の違いや、効き目に個人差がありますから、どれがお勧めというのはありません。効き目についても、人それぞれです。

漢方は「薬」と比べると副作用は少ないといいます。でも、内臓の機能障害を引き起こすことがあります。長期にわたって服用したり、服用しすぎると、肝機能障害や腎機能障害を引き起こす可能性もあるのです。自分の症状にあった漢方薬は、専門の医師や薬剤師に処方してもらわなければ手に入らないことから、まずは漢方医や専門店に相談するほうが良さそうです。


体臭を改善するような漢方も、たしかに市販されてはいます。だけども、漢方の体臭改善は、「原因を解決することで間接的に体臭を取り除く」というものです。どこに問題があるのか分からずに「体臭を消す漢方」を服用するのは危険ということ。直に漢方医に会って診察を受けるか、漢方の専門店で相談するなどしないと、漢方薬を服用することは難しいと思われます。


・・・・　そうは言うものの

一般的に体臭抑制効果のあるという漢方もあります。



■　よくある漢方の体臭策


・黄連湯（オウレントウ）
体のにおいに効くとされる漢方薬には、黄連湯があります。これは、胃の不調、口臭がきつい場合などに処方される薬です。胃の薬が体臭に効くのか。その疑問は当然ですね。口臭が発生する仕組みは、有害物質が血流に乗って、胃に運ばれ、そこから呼気となって外に排出されるから。胃を丈夫にすることで、口臭予防につなげるという考えです。

・防已黄耆湯（ボウイオウギトウ）
多汗の症状に効くとされる漢方に、防已黄耆湯があります。汗は体臭の大きな原因。汗をよくかく人ほど、体臭も強くなるので、汗の出方を抑えることで、体臭を抑制するわけです。疲れやすい症状も、改善することができるとされてます。

・柴胡桂枝乾姜湯（サイコケイシカンキョウトウ）

汗の量をコントロールすると、それだけニオイを抑えられるという可能性があります。柴胡桂枝乾姜湯も、汗をよくかく人に処方される漢方薬です。前述の「防已黄耆湯」と違うのは、とくに、首から上の汗や寝汗をよくかく人に効果的とされているトコロです。

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