ワキガの原因と自分対策

■　病院へ行かずにワキガを治療する方法とは？


「ワキガ」とは漢字では「腋臭」と書きます。ずばりワキのにおいのことです。男性・女性に関係なく、ワキの臭いに悩んでいる人は少なくないでしょう。それでは、ワキガの原因とはいったい何なのでしょうか？



ワキガの原因　は、皮膚の「汗孔（かんこう）」という部分が関係しています。汗孔とは汗を出す穴。毛穴のことですね。汗を出しているのは毛穴ですが、実際はそこに繋がっている汗腺から吹き出ています。
その汗腺にも２種類あります。それは、「エクリン腺」と「アポクリン腺」。
このうち、ワキガの直接の原因っとなっているのは、アポクリン腺のほう。

アポクリン腺とエクリン腺では、どう働きが異なるのでしょうか。
それぞれ見ていきましょう。


１　アポクリン腺
　皮膚の皮下脂肪層にある汗腺です。
　アンモニア、鉄分、ミネラル、脂肪などを分泌しています。
　全身のにいたるところに存在してます。

２　エクリン腺
　表皮真下の真皮層にある汗腺です。
　水分を排出して、体温を調節する役割をもちます。
　ワキ、陰部、ヘソ周囲、乳輪、耳内など、限られた部位だけに存在します。



ワキガ臭いのでるのは、２つの汗が混じるからだとされてます。アポクリン腺から排出された成分と、エクリン腺から排出された水分が、表皮で混じり合うだけならいいのですが、表皮には常在菌が存在します。常在菌は水と成分をエサにして活性化します。成分を分解して発酵させることで、あの独特のニオイが生みだすのです。

つまり、ワキガの臭いが出るのは、雑菌の繁殖が原因ということです。



■　ワキガを治療るのには

では、やっと本題です。
ワキガの治療法は２つあります。「自宅で治療する方法」と「手術する方法」の２種類です。いきなり病院へ行って手術療法そしてもいいのですが、まずは自宅で自分でできる治療を行ったほうがお得です。ワキガの自宅でできる治療とは「雑菌が繁殖しにくい環境を作る」こと。

・シャワーや入浴の回数を増やす
・汗をかいた肌着はすぐに取り替える
・体を洗うときにはデオドラントソープを使用する
・制汗スプレーやデオドラントクリームなどで雑菌繁殖を防ぐ
・脇毛を脱毛する
・体臭を強くする肉や脂っこいものを控える



いかがでしょうか？

こうしたことを心がけるだけで、ワキガ予防と治療を一緒に行えます。
病院へ駆け込むのはカンタンですが、最初は日常生活の改善から始めましょう。

タグ：体臭 原因 ワキガ