水分を摂らないと体臭がきつくなる？

■　汗防止の水分。飲むほうがいい飲まないほうがいい？


信じられないですが、まだ５月です。
５月だというのに、すでに25℃以上の夏日が続いてます
このままいけば、今年の夏はどうなってしまうのでしょう・・・

こう暑いと汗をかくのは当たり前。体臭を気にする人はもちろんですが、汗は衣服にシミをつくる。どうしても汗が気になってしまうのは、女性だけではないでしょう。

汗を拭くのに手放せないのはハンカチです。フェイスタオルってのがこの時期には重宝します。吸収力も抜群なタオル生地なので、汗が出たらすぐ拭いて取り去るわけです。これは社会人としては自然なことなんですが、生態的には間違っているようです。


なぜなら、汗には体温を下げる働きがあるんですが、それは汗が蒸発すること周囲の体温を奪っていくから。ところが、汗をやたらにふき取って肌を乾燥させてしまうと、汗で体温を下げられません。体は「これはいかん！」と、余計に汗を出そうとするので、発汗が止まらなくなるのです。

そんなわけで、肌はある程度湿らせておくこと。理想的なのは、濡れたタオルで皮膚の上にしっとりと水分が残るくらいに拭くことです。ウエットティッシュを使うのもいいですね。


「　汗をかきたくない。喉が渇いても水分をがまん！　」

こういう人もいますが、水分をとらないのは逆効果。これはやめたほうがいいです。人間の体はうまくできてます。体温を下げる必要があるときは、水分を控えても人の体は必要なだけ汗をかく。いっぽうで、体温を下げる必要がないときは、いくら飲んでも汗になりません。このときの水分は尿として排出されます。

がまんするのは、ムダな努力ということです。

水分補給をがまんして脱水症状が続くと、熱中症になる危険がああります。さらには、体臭さえ強くなることもあるんです。

その理由は、腸内の仕組みです。腸内では、細菌がたんぱく質を分解してできるにおい物質を便として排出しています。脱水によって便秘状態が続けばそれが分解が難しくなってニオイが便と一緒に出にくくなります。その結果、ニオイ物質の一部が、呼気や汗腺から分泌されるのです。


飲みたいときには、しっかりと飲む。ガマンする必要はどこにもないのです。ノドが渇いてからでは遅いといいますから、がぶ飲みはやめて、しっかりゆっくり飲みましょう。

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